2026.9.9
「○○N/mm²」って何を表してるの?
いつも長岡サンコーのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
みなさんは「○○N/mm²」という単位を見たことがあるでしょうか?
工事現場に置いてある黒板や、新築マンションのパンフレット・WEBサイトなどで
見かけることがあると思います。
この「○○N/mm²」という単位が実際に何を表しているのか、
詳しくご存じない方も多いのではないでしょうか。
今回は「○○N/mm²」についてご紹介しようと思います。
生コンの「○○N/mm²」とは?
先ほどもお話しましたが「○○N/mm²」という単位は
工事現場、家を購入する際の契約書、新築マンションの資料やサイトのほか、
ホームセンターなどで販売されている「インスタントセメント」の説明など、
さまざまな場所で見かけることがあります。
この「○○N/mm²」は「ニュートン毎平方ミリメートル」と読み、
コンクリートがどれくらいの力に耐えられるのかを表す単位です。
例えば、「1N/mm²」であれば、10cm × 10cmの面積にかかる力に換算すると
約1トン相当の力になります。
“では「21 N/mm²」なら?”
では、住宅の基礎などにも使われることがある「21N/mm²」では、
どのくらいになるのでしょうか?
同じように10cm × 10cmの面積で考えると、約21トン相当の力ということになります。
21トンと聞いても、なかなかイメージしにくいかもしれません。
21トンを乗用車で例えると、約14台分になります。
ゾウだと約3〜4頭分、大型バスだと1台半ほどに相当します。
「10cm×10cm」という小さな面積に、それだけ大きな力がかかると考えると、
コンクリートの強さを少しイメージしやすくなるのではないでしょうか。
身近なところでよく使われる強度
生コンクリートの強度の数値はJIS規格(JIS A 5308)で決められており、
36N/mm²あたりまでは「18・21・24…」と3N/mm²刻み、
それより上は「40・42・45…」と刻みが変わります。
この数字は、基本的に数字が大きいほど、
押される力に強いコンクリートということになります。
では、実際にどのくらいの強度のコンクリートが使われているのでしょうか?
使用する場所や建物の設計によって異なりますが、
身近なところでは次のような強度のコンクリートが使われています。
・21 N/mm²(10cm × 10cmあたり約21トン相当の力)
一般的な土木工事などで使われる標準的な強度です。
木造住宅の基礎や庭の駐車場など、さまざまな場所に使われます。
・ 24 N/mm²(約24トン相当の力)
マンションなどの集合住宅や耐震性の高い住宅の基礎に使用されます。
最近では、地震への備えなど安全意識が高まっており、
戸建て住宅の基礎にも使用するメーカーさんが増えています。
・ 27 N/mm²〜(約27トン以上相当の力)
より高い耐久性や強度が求められる場所で使われており、
大型ビルや公共の建物、高速道路の橋脚などに使われています。
・ 36 N/mm²〜(約36トン以上相当の力)
36 N/mm²を超える強度のものは「高強度コンクリート」と呼ばれます。
耐震性に優れた高層マンションでは、
100 N/mm²以上のコンクリートが使われていることもあります。

強度が高ければ高いほど良いの?
では、「どの建物でも強度の強いコンクリートを使えば良いのか?」と言われると
実はそうではありません。
コンクリートは、使用する場所や建物の大きさ、構造、必要とされる性能などに合わせて、
適切なものを選ぶことが大切です。
例えば、住宅の基礎と高層マンションでは、建物の大きさも受ける荷重も大きく違います。
その建物に必要以上に高い強度のコンクリートを使えば、
工事のコストも大きく跳ね上がります。
また、施工条件や環境によってはひび割れのリスクが高くなる場合もあります。
そのため、それぞれの建物に合った強度のコンクリートが使用されています。
ぜひ注目してみてください!
今回は「○○N/mm²」という単位についてお話しました。
普段の生活ではなかなか意識することのない数字だと思いますが、
この数字は、コンクリートがどのくらいの力に耐えられるのかを表す、とても重要な数字です。
コンクリートは、住宅の基礎から道路、橋、マンション、ビルまで、
私たちの暮らしを支えるさまざまな場所で活躍しています。
私たちが安心して生活できるのも、コンクリートが持つ強さや耐久性が、
さまざまな建物や構造物を支えているからですね。
これから家を建てる際や、街中でコンクリートを見る機会があれば、
ぜひ「N/mm²」という数字にも注目してみてください。
